水域 上下巻 [漫画]
漆原友紀さんの『水域』が上下巻で同時発売されました。
上下巻とも厚めで読みごたえがありましたよ。
時間のある時にじっくり読もうと思いつつ、さわりだけサラリとめくってみたら
あっという間に引き込まれて止まらない。
読み切り連作だった蟲師とは違い、今回は中編が繋がっていく形の長編かな。
水不足の夏の日に体調を崩した少女。
彼女が見た不思議な夢から始まり、
物語は少女の祖母、母の思い出へ。
そして再び少女の元へと戻ってくる。
生と死も超えて受け継がれ、繋がる郷愁に時折涙も。
懐かしさは優しさを含むものだと思っていましたが、
故郷を失った人にとってはそれだけじゃ済まないようですね。
失い方にもよるのだと思いますが。
幸せな時と失っていく過程をこれほど丁寧に描かれると、
共感どころか、自分もその場所で過ごし大切な思い出があるような感覚を持ちます。
水と共にあり、水に沈められ、水に思いを馳せる。
「龍の子孫がいる村」そんな伝承と絡めて。
その土地で育ったわけでもないのに、方言や風景に懐かしさを感じるのは
漆原先生の上手さだと思います。
優しくて、でもどこか寂しい表現にもまた涙が。
上下巻とも厚めで読みごたえがありましたよ。
時間のある時にじっくり読もうと思いつつ、さわりだけサラリとめくってみたら
あっという間に引き込まれて止まらない。
読み切り連作だった蟲師とは違い、今回は中編が繋がっていく形の長編かな。
水不足の夏の日に体調を崩した少女。
彼女が見た不思議な夢から始まり、
物語は少女の祖母、母の思い出へ。
そして再び少女の元へと戻ってくる。
生と死も超えて受け継がれ、繋がる郷愁に時折涙も。
懐かしさは優しさを含むものだと思っていましたが、
故郷を失った人にとってはそれだけじゃ済まないようですね。
失い方にもよるのだと思いますが。
幸せな時と失っていく過程をこれほど丁寧に描かれると、
共感どころか、自分もその場所で過ごし大切な思い出があるような感覚を持ちます。
水と共にあり、水に沈められ、水に思いを馳せる。
「龍の子孫がいる村」そんな伝承と絡めて。
その土地で育ったわけでもないのに、方言や風景に懐かしさを感じるのは
漆原先生の上手さだと思います。
優しくて、でもどこか寂しい表現にもまた涙が。
☆皆様 niceありがとうございます!
by 秋月あきね (2011-02-11 19:59)