帝の至宝　１・２巻：はちみつ館：SSブログ

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帝の至宝　１・２巻　[漫画] [編集]

『帝の至宝』１～２巻の感想でも。

タイトルが『帝の至宝』で、表紙が小さい女の子を抱っこするイケメンで。
帝が少女を大事に育ててる感じ？
あら、かわいいかも。
なんて勝手に萌えて手に取ったのが最初。
中身はニコニコしちゃう感じの中華風恋愛ものでございました。

帝と平民の女の子・香蘭が偶然出会って、友達になって。
女の子側の想いは恋へと変化していくんだけど。
帝は世間ずれしているというか人間関係に疎いというか、
友達として接することを喜ぶ少々鈍い人。
それでも香蘭のことをもの凄く大事に扱ったり、守ったりしていて。
そんなだから、感覚のズレで切なくなったり喧嘩したりしても、
ホワッと暖かくて優しいのです。
ほどよく笑える部分もあり。

ちっさい体で頑張る香蘭は応援したくなるし。
帝のボケボケと、決める時は決める格好良さのギャップもいいし。
鈍さに加え身分の差はどうにもならなくて、前途多難すぎる恋だけど、
それも帝が恋を自覚したらなんとかしちゃうんじゃないかな。
深刻になりすぎず読めるところも良いです。
身分違いに揺れる香蘭というのも、もちろん楽しめていますけどね。